2012-01-01から1年間の記事一覧
半年ぶり、三度目のブルキナファソとなった。 修士論文の調査のために一ヶ月半の滞在だ。 同じ国に三回も行くと幼なじみに会うような気分になって、 こんなにちっぽけで茶色い街だったかな、とか ここは変わった、これは相変わらずだ、とか思ってとてもおも…
ラマダン中、なぜラマダンをするのかについて友人と話している内に宗教の話になった。 私「ラマダンは自分のためにするの?それとも神様のためにするの?」友人「ラマダンをすると、自分がしてきた罪を許してもらえたり、 願いを聞き入れてもらえたりするん…
4月22日はフランス大統領選の第1回投票の日です。 候補者10人のうち、有力候補はフランソワ・オランド候補と現大統領のニコラ・サルコジ。 これまでオランド候補が優勢とみられていましたが最新の調査ではほぼ同じ支持率で、 5月6日の決選投票のカードはこの…
映画『RENT』の冒頭で印象的な歌がある。http://www.youtube.com/watch?v=x8iTeDl_Wug "Seasons of love" Five hundred twenty-five thousand six hundred minutes How do you measure, measure a year?In daylights, in sunsets, in midnight, in cups of c…
ご無沙汰しております。いつも応援してくださってありがとうございます。 お忙しい日が続いていると思いますが体調などは崩されていないでしょうか。 私はブルキナファソでの任期が終わり、パリの空港にいます。 パリの空はどんよりしていて気温は5度です。 …
夜、重たい暗闇と静寂が村を押し包む。 緊張感を破るのはニワトリで、トランペットさながらに鬨の声を張り上げる。 あちらこちらでニワトリの声がつながり、ファンファーレはにぎやかになってゆく。 ブタや羊、ヤギ、ロバのいななき、小鳥の軽快なトゥリルが…
村にいると灯りの大切さを思い出させられる。 電気があるから人は活動できるんだ、と実感する。 人間は万能かのように振舞うけれど 電気がなければ一気に「動物的」になる。 蛍光灯に集まる虫たちを見て、もっと離れたらいいのにばかだなぁなんて思うけど 自…
樹齢6000〜7000年というバオバブを見てある人が言った。 「あんまり動かない生き物の方が長生きするのかもね。 ゾウとかカメとかのろいけど長生きでしょ? でもハエとか絶えず動いてるやつは早い」 生き物にはそれぞれ命の源ともいうべきエネルギーの量が決…
首都から車で南に30分、Komsilgaという村に3泊4日で行ってきた。 読みたい本、終わらせたい作業、やりたいことがいっぱいあるけれど せっかくの「村ステイ」だからいつもと同じことをしてはもったいないと思い 本を一冊も持たずに、ノートと辞書とボールペン…
扁桃炎になってしまい、昨日病院に行ってきた。 抗生物質を処方してもらい薬局に行ったが品切れ。 結局炎天下で1時間以上自転車をこいで薬局を5件まわってようやく薬が買えた。 3粒で約2000円という超高級な薬(保険がない)のおかげでもう喉はまったく痛く…
『ツキを呼ぶ<魔法の言葉>』五日市剛 マキノ出版ムック タイトルを見て宗教的なものかと思ったけどそうではない。 薄っぺらい冊子で、数時間で読めてしまうけど、自分の血肉になったと思える本。 魔法の言葉の一つは「ありがとう」 何か嫌なことがあったと…
『霞町物語』浅田次郎浅田次郎自身の青春時代を描いた美しい連作短編集。 祖父の死ぬシーンが何度も出てくるのが印象的だった。 死は死ぬ人以外にとっては 思い出すたびに何度となく繰り返されるものだということを感じた。 動いているということは千分の一…
『鉄道員(ぽっぽや)』浅田次郎 錆びて曲がった鉄釘、いろんな色のタイル、古びた鍵、きれいな色の落ち葉・・・ ガラクタなんだけれどどこか心を惹かれるものを私はひそかにコレクションしている。 そこに加えたいと思った初めての本。心の底の方にそっと持…
先日、中心街にあるMoulin Rougeというお店に食べに行った。 "Salade DRH" (DRHサラダ)とあり、DRHとは何の略か店員に尋ねたところ すかさず"Directeur de Ressources Humaines"(人事部長)と返ってきて笑ってしまった。 他に、DAF "Directeur des Affair…