2012-03-02 カルナバル 夜、重たい暗闇と静寂が村を押し包む。 緊張感を破るのはニワトリで、トランペットさながらに鬨の声を張り上げる。 あちらこちらでニワトリの声がつながり、ファンファーレはにぎやかになってゆく。 ブタや羊、ヤギ、ロバのいななき、小鳥の軽快なトゥリルが加わると、 いろんな鳥たちが鳴きはじめ、もう一つ一つを聴き分けられない。 朝の光が行き渡る頃にはカルナバルもたけなわだ。 動物たちの歓迎を受けて昇る太陽を 木々も諸手を挙げて喜んでいるように感じた。