2012-03-02から1日間の記事一覧

カルナバル

夜、重たい暗闇と静寂が村を押し包む。 緊張感を破るのはニワトリで、トランペットさながらに鬨の声を張り上げる。 あちらこちらでニワトリの声がつながり、ファンファーレはにぎやかになってゆく。 ブタや羊、ヤギ、ロバのいななき、小鳥の軽快なトゥリルが…

光にひきつけられて

村にいると灯りの大切さを思い出させられる。 電気があるから人は活動できるんだ、と実感する。 人間は万能かのように振舞うけれど 電気がなければ一気に「動物的」になる。 蛍光灯に集まる虫たちを見て、もっと離れたらいいのにばかだなぁなんて思うけど 自…

ロウソク

樹齢6000〜7000年というバオバブを見てある人が言った。 「あんまり動かない生き物の方が長生きするのかもね。 ゾウとかカメとかのろいけど長生きでしょ? でもハエとか絶えず動いてるやつは早い」 生き物にはそれぞれ命の源ともいうべきエネルギーの量が決…

村ステイ

首都から車で南に30分、Komsilgaという村に3泊4日で行ってきた。 読みたい本、終わらせたい作業、やりたいことがいっぱいあるけれど せっかくの「村ステイ」だからいつもと同じことをしてはもったいないと思い 本を一冊も持たずに、ノートと辞書とボールペン…