夢の余韻

前に飼っていた犬、潤くんの夢を見た。
潤くんはゴールデンレトリバーで、かわいくて優しい、私の弟だった。
「犬」というのに違和感があって
潤くんの話をするときはどうしても「犬」というより「潤くん」という。


潤くんが死んでから見た夢の中で2番目にいい夢だった。



1番目はだいぶ前、日本で見た。
お母さんと二人のお姉ちゃん、お兄ちゃんと食卓にいて、
みんなでプリンか何かを食べていた。
潤くんにみんなの食べ終わったプリンの容器をなめさせていて
お兄ちゃんが「よかったなあ!潤!」と言った。


すべてがやさしい空気につつまれていて、なつかしい、
オルゴールのようにしてとっておきたい夢だった。





今日の夢では私が家に帰ったときに潤くんが出迎えてくれた。
なんか普段以上にしっぽをふってよろこんでくれて
「どうしたのー」といいながらなでたりして顔をたくさんなめられた。
何か次にしたいことがあって、頭の一部で何か考え事をしながらなでたけれど、
せっかく久しぶりの潤くんをもっと思いっきりなでてあげればよかったと、
目が覚めてから少し後悔した。



今飼っている犬はにょっきといって、4ヶ月の雑種。
どんどん大きくなってもう抱っこが大変になってきた。
なんとなく犬の世話をするのが好きで、
綿棒で耳のそうじをしたり、ノミ退治をしたりする。
かわいいけれど狂犬病が怖くてあんまり思いっきり触れあえない。
でも今日はいつもよりかまってあげよう。