ギョウザ

空港ではJICAの調整員が待っていた。
入国審査から荷物の受け取り、車に乗るまでのことを丁寧に説明してくれた。


私はパソコンを入れて持っていっていたから、スーツケースの下に置かれてはたまらないと「ここにパソコンあるから!」と言うと、わかったという顔でうなずき「プルネ、プルネ」という。一瞬とまどうが「あぁprenezか!」と納得。


これまで勉強してきたような”r”の発音とはちがう、カタカナ的な発音の”r”だった。
なんだ、せっかくフランス語らしい発音を練習したのに、現地はカタカナか、と少しがっかりした。


JICAの事務所のすぐ裏手にあるドミトリーに到着。
先輩隊員がわらわらと出てきて、荷物運びを手伝ってくれた。みんな明るく元気に過ごしている様子。


この日の夜は先輩隊員が料理を作って準備してくれて、歓迎会を開いてくれた。
ギョウザや炊き込みご飯など、おそらく現地で生活する人にとっては大変なごちそうであろうに、惜しげもなくふるまってくれた。