乗り物
バングラデシュで印象的だったのは乗り物の種類の多さだ。
ひっぱるもの、燃料、乗る部分によって名前が異なる。
たとえば、自転車がひっぱって、乗る部分が前向きのものはリキシャ。
乗る部分が横向きで幌とベンチがついているものだと別の名前、
乗る部分がただの平らな板だとまた別の名前がある。名前は忘れた。
他にCNGガスというもので走るバイクがひく三輪の「CNG」、
電気で走るバイクがひいて、ゆっくりだけど乗り心地がかなり良い「オートリキシャ」、
かなり重くても大丈夫そうなトラクターのようなバイクのものもあった。
ブルキナファソではロバや馬がひくものがあったが、
バングラではすべて人間のようだ。
リキシャは「リキシャアート」という分野が確立しているらしく、
乗る部分の装飾がかなりハデだが、
運転手とは別の人が装飾を施すそうで
特に運賃や集客とは関係がなさそうだった。
リキシャの運転手は自分と客の分の重さを足に受け、ただの自転車を黙々とこぐ。
格差を凝縮させたような構図に思えてショッキングだったけど、すぐに慣れた。
常に混雑して車が動かないため、小回りがきいて安価なリキシャの需要があるということだろう。